自動平衡計器(読み)ジドウヘイコウケイキ

化学辞典 第2版の解説

自動平衡計器
ジドウヘイコウケイキ
automatic balance meter

計器内に内蔵されている被測定量と同種の物理量を被測定量と比較して,その差があれば計器の指示を動かして自動的に平衡をとり,測定量を定める計器である.自動的に連続して測定できるので,記録計器あるいは遠隔測定計器として利用される.自動平衡機構の原理は図(a)のような部分からなり,図(b)は電圧を測定する電圧平衡式記録計の一例である.電位差計のac間の電圧と入力電圧が等しければ,増幅器に入る入力は0で,サーボモーターは回転せず,ペンPも接点Sも停止しているので,このPの位置で入力電圧の値が示される.もし,この両電圧に差があれば増幅され,これがサーボモーターを動かし,差が0になるまで接点Sを移動する.図(a)と図(b)を対応させると,平衡検出機構は電位差計の部分にあたり,平衡機構はサーボモーターの部分,帰還機構は機械駆動の部分にあたる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報