自動方向探知装置(読み)じどうほうこうたんちそうち(その他表記)automatic direction finder; ADF

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自動方向探知装置」の意味・わかりやすい解説

自動方向探知装置
じどうほうこうたんちそうち
automatic direction finder; ADF

航空機に搭載する無線航法装置の一種。自動方向探知器 ADFともいう。地上無指向性無線標識 NDBから発信する電波をとらえ,無線局の方向をラジオ・コンパス指示器上に示すもので,これによって航空機は自分の位置を定めることができる。また無線局識別モールス信号で,受信している無線局の確認もできる (→航空航法 ) 。さらに,その指針は発信局の上空を通過すると 180°反転するので,直上通過を確認することもできる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android