自己矛盾(読み)ジコムジュン

デジタル大辞泉 「自己矛盾」の意味・読み・例文・類語

じこ‐むじゅん【自己矛盾】

論理実践において、自己の中に自己を否定するものを含んでいること。「自己矛盾に陥る」

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精選版 日本国語大辞典 「自己矛盾」の意味・読み・例文・類語

じこ‐むじゅん【自己矛盾】

〘名〙 論理や実践において、自分自身を否定するようなものが自分の内に含まれていること。
自然主義文学における「家」(1948)〈瀬沼茂樹〉一「自ら『旧式』であると考えなければならないような自己矛盾に陥らなければならなかった」

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四字熟語を知る辞典 「自己矛盾」の解説

自己矛盾

自分自身の中で、論理や実践がくいちがってつじつまが合わないこと。

[使用例] 衝撃ということばと、じっくりとした、あるいは鈍痛のようなという形容は自己矛盾をしているであろうが、あらかじめ予想もしなかったような新たなる事態に襲われたとき、人はことばの自己矛盾なしに果たして何かを語りうるものであろうか[堀田善衛方丈記私記|1970~71]

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