自己複製ロボット(読み)じこふくせいろぼっと(その他表記)self replication robot

知恵蔵 「自己複製ロボット」の解説

自己複製ロボット

自ら複製をつくることができるロボット。2005年5月に米コーネル大学の研究チームが開発し、英科学誌「ネイチャー」5月12日号で発表した。複数の立方体モジュールで構成され、モジュールをつないだり分断したりして、自身と同じ形、同じ機能のロボットを組み立てることができる。各キューブには“遺伝子"に当たるコンピュータープログラムが内蔵されている。自己複製能力は、遺伝子の本質的機能とされるが、それがロボット工学分野でも可能なことを証明するものとして注目されている。

(築地達郎 龍谷大学准教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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