自由フランス政府(その他表記)France libre

山川 世界史小辞典 改訂新版 「自由フランス政府」の解説

自由フランス政府(じゆうフランスせいふ)
France libre

第二次世界大戦中ド・ゴールによって組織された事実上政府フランス降伏とともにイギリスに脱出したド・ゴールは,1940年,ロンドンに事実上の政府を組織した。この政府は,国内レジスタンス運動支持を確保したのちアルジェ移り,しだいに政府としての形態を整えたが,解放後はパリに移り,第四共和政が発足するまでの間フランスを統治する臨時政府となった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「自由フランス政府」の解説

自由フランス政府
じゆうフランスせいふ
France libre

1940年6月のフランス降伏後,ロンドンに成立したド=ゴールを首班とする亡命政府
ナチス-ドイツに国土の3分の1を占領され,南部には対独協力政権であるヴィシー政府が誕生したため,ド=ゴールは国外から徹底抗戦を唱えざるを得なかった。しばしばチャーチルやF.ローズヴェルトらと意見相違はあったが,レジスタンスを指導しパリ入城後は臨時政府となった。

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