自由自治体(読み)じゆうじちたい(その他表記)free commune

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自由自治体」の意味・わかりやすい解説

自由自治体
じゆうじちたい
free commune

地方分権化を促進するといわれる新しい地方自治制度。 1980年代,スウェーデンに始り,北欧諸国に広まった。中央政府権限を地方自治体に委譲したり,中央規制を緩和したりする動きの一つ。自由自治体 (フリー・コミューン) になることを中央政府から認められた自治体は,補助金を使途別でなく一括交付される。しかも福祉,教育,土地利用,住宅などの分野規制緩和によって自由自治体の意思で独自の運営ができる。 93年 10月,臨時行政改革推進審議会 (第三次行革審) の答申で打出されたパイロット自治体制度のモデルといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む