自衛艦隊(読み)ジエイカンタイ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自衛艦隊」の意味・わかりやすい解説

自衛艦隊
じえいかんたい

海上自衛隊のもとにあり,特定の防衛担当海域をもたず,日本の周辺海域を守る任務を与えられた海上艦艇,航空機,潜水艦などから成る部隊。司令部を横須賀おき,護衛艦隊 (第1,2,3,4護衛隊群) ,航空集団 (第1,2,4,5,21,22,31航空群,第 51,61,111航空隊,航空管制隊,航空施設隊) ,掃海隊群 (第1,2) ,潜水艦隊 (第1,2,潜水艦教育訓練隊) ,開発指導隊群,その他直轄部隊で編成され,第一線兵力のほとんどが投入されている。これに対して,地方隊 (横須賀,呉,佐世保舞鶴,大湊) が,定められた海域の防衛を担当している。

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世界大百科事典(旧版)内の自衛艦隊の言及

【海上自衛隊】より

…このほか,95年11月に定められた〈平成8年度以降に係る防衛計画の大綱(新大綱)〉では,自衛隊の主たる任務である〈我が国の防衛〉に〈大規模災害等各種事態への対応〉および〈より安定した安全保障環境の構築への貢献〉が加わった。
[編成]
 1997年9月現在,人員約5万人,作戦用艦艇約150隻,作戦用航空機約200機などを保有し,これらの艦艇,航空機は,自衛艦隊,五つの地方隊などに配備されている。 海上自衛隊は,海上幕僚監部ならびに海上幕僚長の監督を受ける部隊および機関から成っている。…

※「自衛艦隊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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