1 舞っているツル。
2 紋所の名。ツルが翼を広げた姿をかたどったもの。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
新潟の日本酒。酒名は、冬の酒造期になると蔵の庭先に鶴が舞い降りていたことから命名。吟醸酒、純米酒、本醸造酒などがある。「しぼりたて生酒」は冬季限定の本醸造酒。原料米は一本〆。仕込み水は東山連峰・金倉山の伏流水。蔵元の「恩田酒造」は明治8年(1875)創業。所在地は長岡市六日市町。
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報
[1] 〘名〙
① 舞っている鶴。
※浄瑠璃・松風村雨束帯鑑(1707頃)五「まひづるの舞ひ悦ぶや」
② 紋所の名。鶴が翼をひろげた姿をかたどったもの。
※浮世草子・好色一代女(1686)五「角のうちに小の字舞鶴(マヒヅル)香の図無用の紋所を移し」
③ 江戸時代、元祿(一六八八‐一七〇四)ごろ、京都で最上の銘酒の名。別名、さざれいし。
※浮世草子・好色一代男(1682)一「京よりもたせたる、舞鶴(マイツル)花橘の、樽の口を切りて」
[2] 京都府北部の地名。若狭湾西部の舞鶴湾に臨む。江戸時代、牧野氏三万五千石の城下町、西回り航路の寄港地として栄えた西舞鶴と、明治後期から旧海軍の軍都として栄えた東舞鶴とから成る。第二次世界大戦後は引揚港となり、阪神工業地帯の日本海側の玄関口をなす貿易港で、鉄鋼・機械・造船・水産加工など各種の工業が盛ん。昭和一三年(一九三八)西舞鶴地区が舞鶴市として市制。同年市制の東舞鶴市と同一八年に合併し、ほぼ現市域が確定。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報