臼搗く(読み)ウスヅク

デジタル大辞泉 「臼搗く」の意味・読み・例文・類語

うす‐づ・く【臼×搗く/×舂く】

[動カ五(四)]《「うすつく」とも》
穀物などを臼に入れて、きねでつく。「麦を―・く」
《日が沈む意もある「しょう」を訓読みにした語》夕日がまさに没しようとする。
「西に―・きだすと日あしはどんどん歩みを早める」〈有島生れ出づる悩み

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精選版 日本国語大辞典 「臼搗く」の意味・読み・例文・類語

うす‐づ・く【臼搗・舂】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「うすつく」とも )
  2. 穀物などを臼に入れて杵(きね)でつく。
    1. [初出の実例]「我舂き炊(かし)く所に宿す」(出典今昔物語集(1120頃か)二)
  3. ( 漢字「舂」の訓読 ) 太陽が山の端などにかかる。多く、太陽が没することをいう。
    1. [初出の実例]「いそに入日のうすずけば」(出典:浄瑠璃・信田森女占(1713)三)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐天文訓〕

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