興し(読み)おこし

精選版 日本国語大辞典 「興し」の意味・読み・例文・類語

おこし【粔籹・興】

  1. 〘 名詞 〙おこしごめ(粔籹米)」の略。
    1. [初出の実例]「饅頭餠飴(オコシ)なんどその中にも売めぐるに」(出典咄本狂歌咄(1672)五)

興しの語誌

中古から中世にかけては、「おこしごめ」が一般的であった。近世になって「おこし」と称されるようになり、広く各地で作られるようになる。特に、関西の「あわおこし」(「岩おこし」とも呼ばれた)や関東の浅草雷門の前で売り出された「雷おこし」は有名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 粔籹米 名詞 実例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む