かん‐さい クヮン‥【関西】
※本朝無題詩(1162‐64頃)七・自浜殿移民家矣〈釈蓮禅〉「接輿狂乱吾狂乱、再到二関西一後悔加」
[二] (現在、東京地方を関東と呼ぶのに対して) 京阪神地方。
かん‐せい クヮン‥【関西】
※書言字考節用集(1717)一「関西 ク
ハンゼイ
坂西。
鎮西。並同」
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デジタル大辞泉
「関西」の意味・読み・例文・類語
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関西
かんさい
現代では京阪地方の総称で、東京地方を関東と称するのに対する。本来、関(せき)より西を意味するが、古代ではこの関がどこをさすかにより、その範囲も一定しない。(1)近江(おうみ)国逢坂(おうさか)関(滋賀県)より西の地方をさす場合、(2)三関(さんかん)、すなわち伊勢(いせ)国鈴鹿(すずか)関(三重県)、美濃(みの)国不破(ふわ)関(岐阜県)、越前(えちぜん)国愛発(あらち)関(福井県)より西の地方をさす場合、また(3)箱根(はこね)関(神奈川県)より西の地方をさす場合など、おおむね三つの場合がある。
[藁科勝之]
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かんさい【関西】
福井の日本酒。酒名は、灘、伏見に代表される関西地方が名醸地といわれたことにちなみ命名。吟醸酒、本醸造酒、普通酒などがある。原料米は山田錦、五百万石、越の雫など。仕込み水は日野川の伏流水。蔵元の「片山酒造」は明和年間(1764~72)創業。所在地は越前市余田町。
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報
かんせい【関西 Guān xī】
中国の地名。函谷関(河南省の北西部)もしくは潼関以西の地を指し,現在の陝西省,甘粛省の地をいう。関東を関左とよぶのに対し関西を関右とも称する。【永田 英正】
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