興徳寺村(読み)こうとくじむら

日本歴史地名大系 「興徳寺村」の解説

興徳寺村
こうとくじむら

[現在地名]輪島市三井町興徳寺みいまちこうとくじ

渡合どあい村の南西河原田かわらだ川上流の段丘山地に立地。村名は、地内にあった興徳寺の寺名を継承。正保郷帳に村名がみえ、高二七一石余、田方一三町七反余・畑方四町三反余。承応三年(一六五四)の村御印の高二八三石余、免四ツ七歩(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高二九二石、免五ツ五歩、小物成は山役九〇匁(三箇国高物成帳)。寛文期の百姓数二〇・下百姓数三(「草高免付品々帳」直井文書)。元禄八年(一六九五)年貢米一七八石余のうち不足分一〇〇石を輪島商人に立替えてもらい、代償に村内の産物販売独占契約をした(「年貢米借用証文」古坊文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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