興産社農場(読み)こうさんしやのうじよう

日本歴史地名大系 「興産社農場」の解説

興産社農場
こうさんしやのうじよう

篠路しのろ村の北部茨戸ばらと川の南方に明治一五年(一八八二)から同三七年まで設置されていた農場。明治一四年に旧阿波徳島藩士で、当時徳島県属であった阿部興人などが篠路村に二四〇万坪の払下げを申請し、同時に徳島県内の実業家二四名を株主に開墾会社興産社を設立(本社は現徳島市に置き、篠路村には出張所を置いた)。同一五年に滝本五郎(阿部興人の実兄)が入地して開拓に入り、同一六年からは藍の栽培を開始、同一八年には当地に工場を新設して製藍を始めている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む