興言(読み)キョウゲン

デジタル大辞泉 「興言」の意味・読み・例文・類語

きょう‐げん【興言】

[名](スル)一時の興にまかせて言うこと。また、その言葉座興の言。
「後撰、古今ひろげて―し遊びて」〈大鏡・道兼〉

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精選版 日本国語大辞典 「興言」の意味・読み・例文・類語

きょう‐げん【興言】

  1. 〘 名詞 〙 勢いに乗って言う言葉。その場かぎりの座興の言。興言利口
    1. [初出の実例]「聯句并糸竹之事、相共有興言」(出典:後二条師通記‐寛治四年(1090)一二月一〇日)
    2. 「後撰・古今ひろげて、興言しあそびて」(出典:大鏡(12C前)四)

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