舌舐(読み)したなめずり

精選版 日本国語大辞典 「舌舐」の意味・読み・例文・類語

した‐なめずり‥なめづり【舌舐】

  1. 〘 名詞 〙 食物を欲して、また、食べた後に舌でくちびるをなめまわすこと。また比喩的に、格好獲物を待ちかまえることにもいう。したねぶり。
    1. [初出の実例]「后の御頭より虵(くちなは)の頭九を指出でて、舌なめづりをひらひらとして有れば」(出典今昔物語集(1120頃か)三)
    2. 「舌(シタ)なめずりして、しからばお辞宜なしにたべませうと」(出典:浮世草子諸道聴耳世間猿(1766)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む