舐犢(読み)シトク

デジタル大辞泉 「舐犢」の意味・読み・例文・類語

し‐とく【××犢】

《「後漢書」楊彪伝から》親牛が子牛を愛して舌でなめてやること。転じて、親が子をむやみにかわいがること。「舐犢の愛」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舐犢」の意味・読み・例文・類語

し‐とく【舐犢】

  1. 〘 名詞 〙 親牛が子牛を愛しなめてやること。転じて、親が子をかわいがること。
    1. [初出の実例]「雖老後舐犢之心不一レ道俗」(出典本朝文粋(1060頃)六・為藤原明子請被停所帯爵佐時加一階状〈源順〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「舐犢」の読み・字形・画数・意味

【舐犢】しとく

親牛が子牛をなめ、愛撫する。〔宋史、文苑七、朱敦儒伝〕談謂ふ。敦儒、老いて舐犢の愛を懷き、畏す。故に其のへずと云ふ。

字通「舐」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android