普及版 字通 「舐」の読み・字形・画数・意味
舐
10画
(異体字)
14画
[字訓] なめる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は氏(し)。〔説文〕三上に字をに作り、「舌を以てを取るなり」とあり、易(し)声。易は賜の初文で、酒爵より酒を注ぐ形。もしその意をとるとすれば、とはその余瀝を舐める意となり、舐はに対する形声の字となる。〔荘子、列禦寇〕に「秦王、りてを召す。~痔を舐むるには、車五乘を得しむ」とあり、人に歓を求めて手段をえらばぬことを「舐痔」という。
[訓義]
1. なめる、ねぶる、舌でぬぐう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕・舐 ネブル
[熟語]
舐糠▶・舐痔▶・舐掌▶・舐食▶・舐脣▶・舐瘡▶・舐啄▶・舐犢▶・舐筆▶・舐目▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報