日本歴史地名大系 「舘山村」の解説 舘山村たてやまむら 宮城県:伊具郡丸森町舘山村[現在地名]丸森町舘矢間舘山(たてやまたてやま)木沼(きぬま)村の東南。東流する阿武隈川が北に流れを変えるその左岸一帯の平坦地に立地する。対岸東は小斎(こさい)村、対岸南は丸森村。天文二二年(一五五三)集成の晴宗公采地下賜録によれば「いくのたて山の内はたけ中在け一けん」を松木内記に与えている。村名の由来になったと伝える古館は「安永風土記」にみえる大楯(おおだて)館と思われ、高さ二〇丈、南北一五間、東西一〇間。元亀元年(一五七〇)頃は伊達一族の田手宗求が領し(石川氏一千年史)、天正(一五七三―九二)頃は細目修理が居館したとされる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by