舞台風(読み)ぶたいかぜ

精選版 日本国語大辞典 「舞台風」の意味・読み・例文・類語

ぶたい‐かぜ【舞台風】

  1. 〘 名詞 〙 劇場で幕明けの時、舞台から客席に向かって吹く風。客席の気温が上昇しているために生じる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「舞台風」の意味・わかりやすい解説

舞台風
ぶたいかぜ

劇場で幕があがったとき、舞台から観客席に吹き降りてくる冷たい風。人いきれなどで熱気を帯びている客席と、温度の低い舞台との間の対流によって吹く。空気調節のよく行われている劇場では、この風はあまり目だたない。舞台風は、幕やカーテン一枚でも室内気流を大きく変えることができることを物語っている。

根本順吉

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