舟枝村（読み）ふなえだむら

日本歴史地名大系

舟枝村
ふなえだむら

• 京都府：船井郡
• 八木町
• 舟枝村

[現在地名]八木町字船枝（ふなえだ）

西を大堰（おおい）川が南流し、対岸は雀部（ささいべ）村、熊原（くまはら）村（現園部町）。北は佐切（さぎり）村（現園部町）、世木林（せきばやし）村（現日吉町）、東は畑中（はたなか）村、南は室橋（むろはし）村。世木・殿田（とのだ）（現日吉町）や園部（そのべ）城下（現園部町）に至る往還が村内を通る。

室町時代の様子を描くとされる丹波国吉富庄絵図（真継梶之助家蔵）に大堰川に沿って「舟枝村」と記される。その北に「志万刑部多（ママ）郷堺」とあり、舟枝村は志万（しま）郷域に描かれている。

舟枝村
ふなえだむら

• 福井県：鯖江市
• 舟枝村

[現在地名]鯖江市舟枝町

文室（ふむろ）川の東側にあり、上河端（かみこうばた）村・下河端村の東に位置する。慶長一一年（一六〇六）頃の越前国絵図では今北東郡「片上庄」（高五一七四・四六八石）に含まれる。正保郷帳に村名がみえ、田方五七一石余・畠方五二石余。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」