般若侑弘(読み)ハンニャ ユウコウ

20世紀日本人名事典 「般若侑弘」の解説

般若 侑弘
ハンニャ ユウコウ

昭和期の染色家 日展参事。



生年
明治31(1898)年3月21日

没年
昭和55(1980)年9月12日

出身地
東京

本名
般若 富久造(フクゾウ)

主な受賞名〔年〕
日本芸術院賞〔昭和44年〕「青い朝」

経歴
岡部光成、桜井霞洞和田三造に師事し、高島屋染織研究所に入る。従来は着物に付られていたろうけつ染で壁掛衝立を制作するなど、染織を現代の生活空間の装飾に活用っした先駆者の一人。昭和4年に帝展に初入選し、以来帝展、日展に出品を続けた。代表作に、25年の第6回日展「けしの花図屏風」(特選受賞)、31年の第12回日展「花と仏頭」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「般若侑弘」の解説

般若侑弘 はんにゃ-ゆうこう

1898-1980 昭和時代の染織家。
明治31年3月21日生まれ。岡部光成,桜井霞洞,和田三造に師事し,昭和25年日展特選。36年現代工芸美術家協会,53年日本新工芸家連盟の結成に参加した。44年壁面装飾「青い朝」で芸術院賞。昭和55年9月12日死去。82歳。東京出身。本名は冨久造。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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