船引山(読み)ふなびきやま

日本歴史地名大系 「船引山」の解説

船引山
ふなびきやま

播磨国風土記讃容さよ中川なかつがわ里の条にみえる山名。天智天皇の世、道守臣が国司となり、官の船をこの山で造って引下ろさせたことから山名がつけられたという。この山には韓国からくにの烏という鵲が枯木の穴にすみ、春に見えて夏にはいなくなり、薬草人参細辛が生え、五本の李になる実は一一月まで落ちないとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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