船改番所(読み)ふねあらためばんしょ

精選版 日本国語大辞典 「船改番所」の意味・読み・例文・類語

ふねあらため‐ばんしょ【船改番所】

〘名〙 江戸時代、主要港湾河岸に設けて、出入または通過する船を改め、鑑札積荷・便船人などを調べ商品の課税徴収にあたった役所。幕末期には全国的な規模各地の港湾に設けられた。江戸出入の船を改めた下田または浦賀番所はその代表的なもの。船番所。船役所。番所。〔財政経済史料‐四・交通一・三水運・三河海取締(享保六年(1721)三月)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android