船橋猟師町(読み)ふなばしりようしまち

日本歴史地名大系 「船橋猟師町」の解説

船橋猟師町
ふなばしりようしまち

[現在地名]船橋市本町三丁目

船橋浦の中心的な漁業集落で、公的には船橋九日市ふなばしここのかいち村に属した。万治二年(一六五九)訴状(船橋漁業協同組合文書)に船橋猟師町とみえる。元禄一七年(一七〇四)手形(同文書)をはじめ他浦との漁業争論では船橋村猟師惣代ほか、船橋猟師町として名主または名主組頭衆中などが署名している。寛政一二年(一八〇〇)の船橋九日市村明細帳(船橋町誌)によれば、約三町余の町域に家数三〇〇軒ほどあり、魚猟渡世を行ってきたという。魚猟師一七五軒は名主浜方給鐚五貫文を納めていたともある。地元の漁師らは文政八年(一八二五)より一月二八日に大仏追善供養を行ってきた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む