船蔵跡(読み)ふなぐらあと

日本歴史地名大系 「船蔵跡」の解説

船蔵跡
ふなぐらあと

[現在地名]熱田区熱田新田東組

藩の船蔵で、堀(ほり)川を挟んで白鳥(しろとり)町の西にあり、材木場が北にあった。藩の船を係留し、屋形をもって覆い、船奉行の下吏がこれを守った(尾張国愛知郡誌)。例年、正月二日に「御舟乗初」があった。船は朝日丸を使い、松飾・御纏・吹貫などで飾った。辰の刻、堀川天王崎(現中区)の辺りで千賀氏が名代として乗船し、水主衆は裃を着して舟歌を歌うなど様々の式があった(金鱗九十九之塵)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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