船酔(読み)ふなよい

精選版 日本国語大辞典 「船酔」の意味・読み・例文・類語

ふな‐よい ‥よひ【船酔】

〘名〙 船の動揺により、乗っている人が吐き気などをもよおし、気分の悪くなること。ふなあたり。ふなごこち。ふなえい。〔文明本節用集(室町中)〕
島根のすさみ‐天保一一年(1840)六月二三日「一里計出るうちはや船酔のもの吐気はじまる」

ふな‐えい ‥ゑひ【船酔】

土左(935頃)承平五年二月六日「かのふなゑひの淡路の島のおほいご、都近く成りぬといふを悦びて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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