船頭給村(読み)せんどうきゆうむら

日本歴史地名大系 「船頭給村」の解説

船頭給村
せんどうきゆうむら

[現在地名]一宮町船頭給

一宮本郷いちのみやほんごう村の北東、一宮川左岸にある。一ッ松ひとつまつ(多くは現長生村)二二村の一つで、元禄郷帳では同郷のうちとして記される。寛文一三年(一六七三)一〇分一金を春秋の二回に分納すること、新規の船は届出ることなどを取決めた南白亀浦領連判状(飯塚家文書)に舟頭給村縫之助とみえ、早くから独立した村で、村名どおり漁業を行う者がいたことが知られる。延享元年(一七四四)から文政六年(一八二三)まで高二三五石余が旗本神尾領であった(神保家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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