色付ける(読み)イロヅケル

デジタル大辞泉 「色付ける」の意味・読み・例文・類語

いろ‐づ・ける【色付ける】

[動カ下一][文]いろづ・く[カ下二]
色を塗りつける。彩る。彩色する。「極彩色に―・ける」
単調な物事に、ある変化を加える。
人間の苦しみに―・けられた、うつくしく、いたましい夢」〈芥川偸盗

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「色付ける」の意味・読み・例文・類語

いろ‐づ・ける【色付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]いろづ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 色をつける。色彩で飾る。いろどる。
    1. [初出の実例]「まともに落ちて来る日が〈略〉縁側の手前丈を明るく色づけて」(出典:永日小品(1909)〈夏目漱石〉行列)
  3. 単調な物事にある変化を加える。
    1. [初出の実例]「人間の苦しみに色づけられた、うつくしく傷ましい夢である」(出典:偸盗(1917)〈芥川龍之介〉七)

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