20世紀日本人名事典 「色部義明」の解説 色部 義明イロベ ヨシアキ 昭和・平成期の実業家 元・協和銀行頭取;元・日本銀行名古屋支店長。 生年明治44(1911)年7月18日 没年平成13(2001)年8月12日 出生地東京都文京区 学歴〔年〕東京帝国大学経済学部〔昭和11年〕卒 経歴昭和11年日本銀行に入り、人事部長、38年名古屋支店長などを経て、41年協和銀行(現・あさひ銀行)に移り、専務、43年副頭取、46年頭取に就任。55年会長、61年相談役、平成10年名誉顧問に退いた。頭取在任時には、主要取引先の安宅産業が経営困難に陥り、同社のメーンバンクだった住友銀行の伊部恭之副頭取(当時)と連携して、昭和52年伊藤忠商事との合併にこぎつけた。また同行の海外戦略など基盤拡充に尽力した。著書に「私の歩んだ金融史」「柳北綺語」など。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「色部義明」の解説 色部義明 いろべ-よしあき 1911-2001 昭和後期-平成時代の経営者。明治44年7月18日生まれ。森鴎外の甥(おい)。昭和11年日銀にはいり,名古屋支店長などをつとめる。41年協和銀行(現・りそな銀行)に専務としてはいり,46年頭取,55年会長。江戸歌謡の研究や囲碁,将棋など趣味でも知られ,日本棋院理事長もつとめた。平成13年8月12日死去。90歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「最新銀行事情」「柳北綺語」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例