日本歴史地名大系 「芋小屋村」の解説 芋小屋村いもごやむら 福島県:河沼郡柳津町芋小屋村[現在地名]柳津町芋小屋滝谷(たきや)川上流左岸の河岸段丘上にあり、北西は冑中(かぶちゆう)村。村内を小野川(おのがわ)村(現昭和村)への道が通る。もとは「いものこや」と読んだ。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に芋之小屋とあり、高二八石余。「新編会津風土記」に上杉家代官が印判を押した慶長三年(一五九八)の漆蝋納入令状が所収され、「大沼郡八重山の内いものこうや村」と記されるが、杉原家文書の原本には「金山之内」とあるので、編者の誤読かと思われる。同二〇年の年貢皆済状(杉原家文書)が現存し、「納いものこや村年貢銭之事 同弐百文者 きも入雅楽介弁」とある。寛永二〇年(一六四三)から南山御蔵入領となり、享保一七年(一七三二)の大谷組御手鑑(角田家文書)では高三三石、家数一七、竈一七、男四二・女四四とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by