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芝ヶ原12号墳 しばがはらじゅうにごうふん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

芝ヶ原12号墳
しばがはらじゅうにごうふん

京都府城陽市寺田大谷に所在する弥生終末~古墳初頭ころの墳墓墳丘が削られ本来の形状は明らかでないが,長さ 22m,幅 18mの方形墳に 6mほどの突出を持つ前方後方墳と見られる。 1986年に城陽市教育委員会が調査し,墳頂より2基の主体部が検出された。うち第1主体部は墓壙 (ぼこう) 中に,全長 2.3m,幅 70cmの木棺痕跡を残し,仿製四獣形鏡1,特異な車輪石形銅腕飾り2,ガラス小玉 1297,碧玉管玉 187,硬玉勾玉8,鉄製工具等豊富な遺物を出土した。第2主体は粘土槨 (かく) の痕跡のみ検出。墳墓の年代は墓壙上面より床内式の壺・高杯片等が出土しており,また墳丘が盛土のみで構築されている点より,3世紀末~4世紀初頭ころの築造と推定され,不明な点の多い弥生墳丘墓から古墳への移行期の墓制が明らかにされた意義は大きい。

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