芝如来寺門前(読み)しばによらいじもんぜん

日本歴史地名大系 「芝如来寺門前」の解説

芝如来寺門前
しばによらいじもんぜん

[現在地名]港区高輪たかなわ二丁目

東海道に面した片側の門前町屋。北および南は芝車しばくるま町、東は東海道を隔てて海、西は如来寺境内。如来寺は寛永一三年(一六三六)に開創、開山の木食但唱が寺地拝領し同時に門前町屋が起立した。寛文二年(一六六二)から町奉行支配。町内間数は田舎間で表・裏幅とも三一間余、奥行は北方三五間余・南方三五間。坪数一千一坪余。如来寺は但唱作の大仏(本尊五智如来、宝永元年に焼失)と一丈六尺の仁王像(延享二年焼失)で名高かったので、当町にも大仏おおぼとけ門前の通称があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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