花の姿(読み)ハナノスガタ

デジタル大辞泉 「花の姿」の意味・読み・例文・類語

はな‐の‐すがた【花の姿】

花の咲くありさま
秋霧の晴れて曇ればをみなへし―ぞ見え隠れする」〈古今雑体
花のように美しい姿。
「空しき野辺に送りすて、―も煙となる」〈伽・鉢かづき

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精選版 日本国語大辞典 「花の姿」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 姿(すがた)

  1. 花の形や有様。花の様子。特に、梅・桜の花についていう。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「秋霧のはれてくもればをみなへし花のすがたぞ見えかくれする〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇一八)
  2. 花のように美しい容姿。艷姿。
    1. [初出の実例]「七夕もいく世の秋のほどまでか花のすかたもしぼまざるらむ」(出典:広本拾玉集(1346)一)

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