花の雲(読み)はなのくも

精選版 日本国語大辞典 「花の雲」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 雲(くも)

桜の花が一面に咲き連なっているさまを雲に見立てた表現。《季・春》
千五百番歌合(1202‐03頃)一五八番「みねしらむ木末の空にかけ落て花の雲まに有明の月〈藤原忠良〉」

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デジタル大辞泉 「花の雲」の意味・読み・例文・類語

はな‐の‐くも【花の雲】

桜の花が一面に満開になるさまを、雲に見立てていう語。 春》「―鐘は上野浅草か/芭蕉

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