花丁子(読み)はなちょうじ

精選版 日本国語大辞典 「花丁子」の意味・読み・例文・類語

はな‐ちょうじ‥チャウジ【花丁子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物「おにしばり(鬼縛)」の異名。〔物品識名(1809)〕
  3. 植物「こしょうのき(胡椒木)」の異名。
  4. ゴマノハグサ科小低木。メキシコ原産で、観賞用に庭園温室で栽培される。高さ三〇~一二〇センチメートル。茎はよく分枝し、枝の先は下垂する。葉は線状披針形でごく小さく鱗片状。夏、鮮紅色で長さ二~三センチメートルの筒状唇形花が多数咲く。ルセリア。
  5. 植物「ちょうじそう(丁子草)」の異名。《 季語・夏 》
  6. 紋所の名。丁子の花蕾の上部を開花したように図案化したもの。〔俳諧・増山の井(1663)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 丁子草 名詞 鬼縛

動植物名よみかた辞典 普及版 「花丁子」の解説

花丁子 (ハナチョウジ)

学名Russelia equisetiformis
植物。ゴマノハグサ科の常緑低木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む