花丁子(読み)はなちょうじ

精選版 日本国語大辞典 「花丁子」の意味・読み・例文・類語

はな‐ちょうじ‥チャウジ【花丁子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物「おにしばり(鬼縛)」の異名。〔物品識名(1809)〕
  3. 植物「こしょうのき(胡椒木)」の異名。
  4. ゴマノハグサ科小低木。メキシコ原産で、観賞用に庭園温室で栽培される。高さ三〇~一二〇センチメートル。茎はよく分枝し、枝の先は下垂する。葉は線状披針形でごく小さく鱗片状。夏、鮮紅色で長さ二~三センチメートルの筒状唇形花が多数咲く。ルセリア。
  5. 植物「ちょうじそう(丁子草)」の異名。《 季語・夏 》
  6. 紋所の名。丁子の花蕾の上部を開花したように図案化したもの。〔俳諧・増山の井(1663)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「花丁子」の解説

花丁子 (ハナチョウジ)

学名Russelia equisetiformis
植物。ゴマノハグサ科の常緑低木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android