精選版 日本国語大辞典 「花忍科」の意味・読み・例文・類語 はなしのぶ‐か‥クヮ【花忍科】 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。一五属三〇〇種余りあり、主として北アメリカに分布する。草本で、葉は普通対生し托葉がない。花は集散花序になって咲き、両性、放射相称、時に多少ゆがみがある。萼(がく)は五裂し、花冠は鐘形、漏斗形、または盤状で普通五裂する。五個の雄蕊は花冠に合生し、花冠の裂片と対生する。子房は上位で花盤に着き、多室。各室に一つまたは多数の胚珠がある。果実は普通蒴果。日本にはハナシノブ属のみを産するが、クサキョウチクトウやキキョウナデシコ等、北アメリカ原産のフロックス属をフロックスの名で観賞用に栽培している。〔生物学語彙(1884)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例