出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…めしべは心皮(大胞子葉)が袋状となり,胚珠をその内側に包み込んでいて,この部分を子房とよび,心皮の辺縁が閉じ合わさったところが柱頭となって,花粉を受け止める。多くのめしべでは子房と柱頭の間に花柱styleと呼ばれる生殖に無関係な部分が発達している。さらに花の基部に,葉が小型化した苞や小苞がみられることがあり,花の形成初期に,その保護に役だっている。…
…〈しずい〉ともいう。被子植物の花の雌性器官で,子房,花柱,花頭の三つの部分からなり,受粉した後,花柱や花頭はしおれたり落ちたりするが,子房は発達して実となる。めしべは,異型胞子性のシダ植物(イワヒバ)や裸子植物(ソテツ)の大胞子葉と相同な心皮carpelからなっていて,葉の変態したものである。…
※「花柱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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