花輪(秋田県の地名)(読み)はなわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「花輪(秋田県の地名)」の意味・わかりやすい解説

花輪(秋田県の地名)
はなわ

秋田県北東部、鹿角市(かづのし)の中心地区。旧花輪町。花輪盆地のほぼ中央に位置し、市の政治、経済、文化の中心地。江戸時代は南部氏盛岡藩領で、盛岡藩内の花輪通支配の拠点で城代が置かれた。盛岡、秋田両藩領を結んだ鹿角街道(国道282号)が通じるほか、JR花輪線、東北自動車道が通じる。幸稲荷(さいわいいなり)神社の祭礼に奏される花輪ばやしは県の無形民俗文化財草木染め紫根染、茜(あかね)染の技術が伝えられ、近年はハンドバッグ、財布がつくられている。鹿角市役所、総合運動公園、花輪スキー場などがある。

[宮崎禮次郎]

『『花輪町史』(1957・花輪町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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