苔忍(読み)コケシノブ

デジタル大辞泉 「苔忍」の意味・読み・例文・類語

こけ‐しのぶ【×苔忍】

コケシノブ科の常緑多年生のシダ。深山の湿った岩石樹幹着生。茎は糸状。葉は羽状に細かく裂ける。コケシノブ科には、コウヤコケシノブ・ホソバコケシノブなども含まれる。

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精選版 日本国語大辞典 「苔忍」の意味・読み・例文・類語

こけ‐しのぶ【苔忍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. シダ類コケシノブ科コケシノブ属の植物総称。いずれも深山の森林の樹幹や岩上に着生する小形の植物で、茎は糸状で細く、膜質の葉をまばらに出す。日本にはコケシノブ、ホソバコケシノブ、コウヤコケシノブなど六種類ある。〔生物学語彙(1884)〕
  3. 一種で、深山の樹林下の岩上や樹幹に着生する。〔日本植物名彙(1884)〕
  4. 植物「のきしのぶ(軒忍)」の異名。《 季語・秋 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「苔忍」の解説

苔忍 (コケシノブ)

学名Mecodium wrightii
植物。コケシノブ科の常緑多年草

苔忍 (コケシノブ)

植物。軒忍別称

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