苛性変成作用(読み)かせいへんせいさよう(英語表記)caustic metamorphism

岩石学辞典 「苛性変成作用」の解説

苛性変成作用

マグマの熱の作用で隣接する岩石や捕獲された岩石が熔融するなどの著しい特徴をもつ接触変成作用[Grubenmann & Niggli : 1924].causticは苛性焼灼(しょうしゃく)性,苛性,腐食性など組織が激しく破壊される意味である.この変成作用によって岩石は多少の固化硬化,焼け焦げなどがあり,半熔してガラスになる場合もある.しかしマグマ中の鉱物が融けて虫食い状になる融蝕と同様であり,苛性(caustic)の語は用いられなくなった.苛性とは,皮膚などの組織に対して著しく腐食させる性質

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android