若達町
わかたつまち
[現在地名]高山市若達町
城山の北方、江名子川の右岸に位置する傾斜地で、町の長さ二町(寛政元年「高山三町村覚帳」高山市立郷土館蔵)。一之町村に所属し、南は欠之上町、東は三福寺村、西は鉄砲町。町名の由来は不明であるが、東山の最北端に建立された雲竜寺の門前に発展した町。若下町とも称し、「飛騨国中案内」によれば、金森氏時代には侍屋敷地で三〇軒余の屋敷があったという。元禄五年(一六九二)以降侍屋敷は破却され田畑となり、日雇稼の家六軒が建てられた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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