苦土華(読み)くどか

最新 地学事典 「苦土華」の解説

くどか
苦土華

hörnesite

化学組成Mg3(AsO4)2・8H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a1.0137nm, b1.3455, c0.4754, β101.73°, 単位格子中2分子含む。板柱状ないし葉片状結晶,粉状集合。白色,透明~半透明,真珠光沢。劈開{010}に完全。硬度1,比重2.57。薄片では無色,屈折率α1.563, β1.571, γ1.596, 2V(+)60°。らん鉄鉱族で,Mgの位置は特にCoやNiと置換して固溶体を形成。イタリアのナポリ近くの凝灰岩に捕獲されている変成石灰岩中に産するほか,含砒素鉱物の分解によって生じる。日本では福島県伊達郡川俣町羽山鉱山の変成超苦鉄質岩中にルドウィヒ石などに伴う。名称はウィーンの帝室鉱物展示室長M.Hörnes(1815~68)にちなむ。

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