苦諦(読み)くたい

大辞林 第三版の解説

くたい【苦諦】

〘仏〙 四諦したいの一。煩悩ぼんのうをもつ者の世界に起こることは皆苦であるということ。苦聖諦くしようたい

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精選版 日本国語大辞典の解説

く‐たい【苦諦】

〘名〙 仏語四諦(したい)の第一。この生存の世界は苦悩のそれであるということ。苦聖諦。
※法華義疏(7C前)二「今六行初二行偈明苦諦」 〔摩訶般若波羅蜜経‐三〕

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世界大百科事典内の苦諦の言及

【四諦】より

…仏教の開祖である釈迦は,ブッダガヤーの菩提樹下でこの四諦の真理を,あるいは十二因縁という縁起の法を悟ったといわれる。四つの真理とは苦諦,集諦(じつたい),滅諦,道諦の四つをいう。このうち苦諦とは,我々すべての存在は生老病死などの苦に悩まされる苦的存在であるという真理。…

【仏教】より

… 同じ内容を組織的に説いたのが,前述の〈四諦〉である(諦は真実,真理の意)。教理上の説明を加えると,(1)苦諦(くたい) 人生には生老病死の四苦のほか,愛(いと)しい人に別れ,怨み憎しみある者に出会い,求めるものは得られず,この身は無常な諸要素(五蘊(ごうん)――肉体(色)と感覚(受),表象(想),意思(行),認識(識)の諸心理作用)の集合にすぎない,という合計8種の苦悩がある。(2)集諦(じつたい) この苦を集め起こすもの,つまり苦の原因としては,煩悩と総称される心のけがれ(むさぼり,にくしみ,無知など)がある。…

※「苦諦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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