最新 地学事典 「苦鉄質火成包有岩」の解説
くてつしつかせいほうゆうがん
苦鉄質火成包有岩
Magmatic mafic enclaves
苦鉄質包有岩のうち,花崗岩質マグマに取り込まれた苦鉄質マグマ起源のものを指す。M.M.E.とも。火成岩組織を示し,マグマ起源の鉱物からなる。両者の組成差(温度差)が大きい場合,急冷周縁相が認められるが,小さい場合には認められない。包有岩と母岩の境界にまたがる結晶が存在したり,花崗岩質マグマ起源の結晶が包有岩に捕獲されたりする。さまざまな形状を示し,苦鉄質シンプルトニックダイクとともに,同時に活動した花崗岩質マグマと苦鉄質マグマの相互作用の産物。
執筆者:柚原 雅樹
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

