デジタル大辞泉 「茂り」の意味・読み・例文・類語 しげり【茂り/▽繁り】 草木などが生い茂ること。また、茂った所。しげみ。「青葉の―」《季 夏》「山伏の法螺ほら吹立つる―かな/子規」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「茂り」の意味・読み・例文・類語 しげり【茂・繁】 〘 名詞 〙 ( 動詞「しげる(茂)」の連用形の名詞化 )① 繁茂すること。また、繁茂したところ。しげみ。《 季語・夏 》[初出の実例]「藤波の志気里(シゲリ)は過ぎぬあしひきの山霍公鳥(やまほととぎす)などか来鳴かぬ」(出典:万葉集(8C後)九・四二一〇)「此松山の谷の茂りの内に庵室をむすび」(出典:虎明本狂言・松山(室町末‐近世初))② 多くなること。ふえること。[初出の実例]「現在の人家の茂りは見られず、荒涼たる原野が拡がってゐる」(出典:姨捨(1955)〈井上靖〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例