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茎頂培養 けいちょうばいようstem tip culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

茎頂培養
けいちょうばいよう
stem tip culture

組織培養のうち,植物の茎頂部分の分裂組織を培養すること。フランスの J.モレルが 1960年代前半にシンビジウムを用いて開発した。茎頂は分裂増殖力が強く,ウイルスに侵されていない健全な苗が得られることから,ラン,カーネーション,キク,イチゴなどの栽培に用いられるようになった。この培養方法で育てられた苗をメリクロンという。

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知恵蔵の解説

茎頂培養

植物の茎の先端(茎頂)にあって、細胞分裂がさかんに起こっている部分を成長点という。茎頂全体を取り出して、試験管内で培養することを茎頂培養、茎頂から成長点を切り出して培養することを成長点培養という。茎頂培養により、ウイルスフリーの苗を作製できる。さらに茎頂培養の際に、突然変異誘発剤の処理などによって突然変異を起こさせ、培養と選別を繰り返すと、目的とする遺伝的特徴を備えたウイルスフリーの苗が大量に得られる。この手法により、サトイモ、イチゴ、ブドウなどの新品種が作出されている。

(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

けいちょう‐ばいよう〔ケイチヤウバイヤウ〕【茎頂培養】

植物の茎の先端の生長点を取って培養すること。研究のほか、ランの栽培にも応用される。生長点培養。メリクロン。

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