精選版 日本国語大辞典 「茴香・懐香」の意味・読み・例文・類語
うい‐きょう ‥キャウ【茴香・懐香】
〘名〙 セリ科の多年草。南ヨーロッパ原産の栽培種。高さ二メートルに及ぶものもある。葉は大きくて、糸状に細かく裂け、コスモスの葉に似る。夏、枝先に黄色い五弁の小花が球状にかたまって咲き、秋、卵形をした楕円形の実がなる。茎、葉、実ともに香りがあり、香味料となる。実は健胃剤や、痰(たん)をきる薬とし、せっけんなどの香料ともする。くれのおも。アネイス。フェンネル。
▼ういきょうの花《季・夏》
▼ういきょうの実《季・秋》
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