デジタル大辞泉
「茶国」の意味・読み・例文・類語
ちゃ‐こく【茶国】
茶屋で働く女。求めに応じて身を売ることもあった。遊女を傾国といったのに擬した語。茶立て女。
「枝は木槲我が身は―、うるさき里の勤めぞと」〈浄・生玉心中〉
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ちゃ‐こく【茶国】
〘名〙 (遊女を傾国というのに対していう)
茶店などで、客に茶を入れてすすめ、客の求めによっては
売春も行なった女。
色茶屋の女。茶くみ女。茶立て女。
※
評判記・難波立聞
昔語(1686)松嶋半彌「正年十七八の比はたれとても皆声を何やらにぬすまるるじぶん。茶国
(チャコク)けいこくしるすに及ばす」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報