茶屋新田(読み)ちややしんでん

日本歴史地名大系 「茶屋新田」の解説

茶屋新田
ちややしんでん

[現在地名]古河市茶屋新田

東の大山おおやま沼と西のかわす沼の間に位置。嘉元三年(一三〇五)の板碑が出土しているので古くから民家があったと考えられるが、村として独立したのは一七世紀末であろう。「寛文朱印留」に村名がみられず、元禄郷帳に初めてみられる。「古河旧記」によれば坂間さかま村・鴻巣こうのす村を通った、いわゆるふる街道の奥州街道(日光街道)を廃して、当地を通る新しい日光街道が整備されるのが寛永一〇年(一六三三)というから、この街道の設定のあとでつくられた村と推定される。集落は街道に沿って街村形態をとる。

天保期(一八三〇―四四)と考えられる村鑑(古河市郷土資料館蔵)によれば村高一二六・三九一石のうち五二・八八二石分は小物成などを免除された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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