茶挽き草(読み)ちゃひきぐさ

精選版 日本国語大辞典 「茶挽き草」の意味・読み・例文・類語

ちゃひき‐ぐさ【茶挽草・茶引草】

  1. 〘 名詞 〙 植物からすむぎ(烏麦)」の異名。また、客がなくて暇な遊女芸者のたとえ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「四月〈略〉石斛の花 這孤の花 茶引草」(出典:俳諧・毛吹草(1638)二)
    2. 「通ひ路遠き独居の、班女が閨の淋しさはちゃひきぐさをも思ひ出し、心細しや糸薄」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)道行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む